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里山のナチュラリストの生活1

2010.01.21  *Edit 

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里山で親子で遊ぶ休日
 里山とは、一体なんだろう。実際「里山」という言葉は、元々河合雅雄という生物学者が、その著書『少年動物誌』の中で『薪炭林』と言う意味で使われていた造語だ。その言葉を、写真家の今森光彦さんの写真集「里山物語」で、生物的な共生空間、人間が住む事も含めた『ビオトープ』の日本語訳のようなイメージで使ったのが、今の里山ブームの始りと考えられる。
具体的に典型的な里山空間の例を上げれば、やっぱり広葉樹を中心とした雑木林、特に人間がきちんと手入れしている雑木林と田畑と集落がある水系で結ばれ連続した空間という事になるだろう。
雑木林は、毎年下草を刈ったり、枝打ちをしたり、何年かに一度は、切り株を残して、伐採したりしなければならない。そうすることで、カブトムシやクワガタムシが卵を生み幼虫になりさなぎになり、羽化する環境が維持される。伐採すると急に、樹液をふんだんに出す樹木が多いのも驚きだ。その樹液こそ、クワガタムシやカブトムシの唯一の栄養なのだ。
ついこの間も、マキノの雑木林で、切り倒されたクヌギの木の朽木の中に、クワガタやカブトムシの幼虫を沢山見つけた。昆虫でも、生き物でも、捕まえたくらいじゃ絶滅する事なんかない。それほど弱いものじゃない。でも、生活する環境、子供を生む環境、子供が育つ環境を奪ったり、破壊したりしたら、簡単に居なくなってしまうのだ。
しかし、雑木林の手入れは、昆虫達の為に、するのではない。
昔は貴重な燃料としての「薪」を取るために広葉樹のクヌギやブナやこならの木が必要であった。
それらの広葉樹は、薪にすると火持ちが良い事は、薪ストーブを使っているひろしげにも良く理解できる事実だ。
毎年、薪を取るために、それらの広葉樹は計画的に順番に伐採されていた。また、これらの樹木は、切り株を残して、全部伐採しても一五年程度で元の大きさに回復するので、一年に必要な燃料が取れる雑木林の一五倍の雑木林を持っていれば、毎年、順番に伐採する事で、永遠に燃料に困る事は無い。萌芽更新の森であり、究極のリサイクルの森なのだ。
また、それらの広葉樹が落とした落葉は、腐葉土として、田んぼや畑の土作りは、欠かせないモノでもあった。腐葉土の面から見ると、持っている田畑の三倍程度の雑木林が必要である。
だから、田んぼや畑と雑木林と集落は一連となっている。
そうして、人間によって手入れされ、活用された雑木林に、沢山の虫たちが育つ秘密があり、「虫たちも、手入れされた雑木林で、人間と一緒に生活してきた」ことになる。
しかし、燃料としての薪は、ガスや電気や石油や重油に変わってしまっている。
腐葉土等も化学肥料や土壌改良剤に変わってしまっている。
だから、雑木林を活用しなくなっている。
活用しないと言う事は、手入れしないということだ。
また、手入れしようにも、マキノ町のような田舎には、お年寄ばかりで、手入れする労働力も無くなりつつある。
だから、荒れた雑木林が多くなって、荒れた雑木林では生活すること、子育てすることができなくなったカブトムシやクワガタムシは、このマキノの子供でさえ、ホームセンターで手に入れる事が多くなったいるのだ。
さらに、戦後の日本の植林政策で、ほとんどの日本の山や雑木林には、杉が植えられいる。
何故、杉なのかというと、焼け野原の日本の木造住宅の建築資材として、速く育つ杉が最適と言うことで、杉に決まったらしい。
そして、戦後植林した杉の木は、そろそろ伐採時期に来ている。にもかかわらず、外国産の建築資材の方が安いので、これらの杉は、伐採や運搬等のコストが高すぎて商品にならない。実際に、一本300円~2000円程度の商品価値しかない。
その為に、これらの整然と植林された杉林は、ほぼ放ったらかし状態になっている。
杉やひのきの林は、それらの木が出す殺菌効果のある物質の影響で、下草さえはえない、生き物が少ない森である事も事実だ。おまけに、杉花粉症なんて余計なものまで、撒き散らす厄介ものに、なってしまいつつある。
 これらの状況で、日本に残された里山環境が、本当に少なくなってしまっているのだ。
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  • #1  
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  • 2012.11/01 00:32分 
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  • at 2012.05.09 05:18
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